合コンの社会学
合コンを甘く見てはいけない。
そこは様々な欲望が交錯する
人間ドラマの舞台なのだ。

Vol.5
-世にも恐ろしい合コンのお話し
〜某女子体育大学との一夜〜-


もう一年くらい書いてませんでした、「合コンの社会学」。
おひさしぶりの更新です。
今回は合コンについて何か考える、というものでは
なくて僕にとったらはっきり言って「怪談」です。

それは何年か前の、まだ僕が大学2年くらいのころのことだった。
はじめは抵抗があった合コンというものにも3回・4回と先輩に
連れていってもらっていたこともあり、少々ではあるが「慣れ」
てきたような時期だった。

僕は体育会の部に入っていた。その関係で某女子体育大学との
合コンの話しを先輩がもってきた。

中央線の「立川駅」で待ち合わせをして、
5対5くらいでその合コンははじまった。

そのころから何かおかしかった。
いつもの合コンだったら、たいてい自己紹介をして、とか
男の子から話題をふって楽しくお喋り、とかだ。合コンは。

その合コンは違った。こっちが何か言う前に怒涛のように喋り
まくるおんな達。
「今日練習疲れてるのよねぇ〜ぐびぐび(ビールを飲む音)」

それはまだよかった。(よくないけど)

コール(一気飲みの音頭)を女の子達がかけはじめた。

それがとまらない。休みが無い。どんどん飲む。男も
女もどんどんつぶれてゆく。
「じゃぁ次はフクチャンにも飲んでもらおう!」
ついに僕のところにもきた。
どういうわけか、僕の机の前に日本酒の「おちょこ」が
6〜7つ並べられた。
唖然とする僕が何か言う前に女の子は歌いはじめた。
「ド〜はどんどんのんで〜」
「レ〜は・・・・」
「ミ〜は・・・・」

・・・ドレミの音頭に合わせて日本酒を一杯ずつ飲んでいく、
というものらしい。僕も酔っ払ってたし、(これが一番問題無のだが)
場の雰囲気から断るわけにもいかず、音頭に合わせてのんだ。
なんだ・結構いけるものだな・・
まだまだいける
・・・・・・・・・・・・・
気が付いたら居酒屋の前の道路で寝ていた。
顔をひっぱたかれて目覚めた。
「お〜い○○〜行くぞぉ〜」という声がしたので
立ち上がって駅まで行った。
どういうわけかそこで友達とはぐれ、アナウンスから終電
だと思われる電車に飛び乗った。ところが電車にのったとたん、
あろうことかゆれによってもどしてしまったのだ。
まわりの客が一気に逃げるのが「なんとなく」わかる。
(電車がすいていたからまだよかったもので)
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
その電車は新宿までいかず、「武蔵境」という駅止まりだったらしい。
朝おきたら武蔵境駅ホームのベンチで寝ていた。



ああこわい。

1999-10-26-TUE



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1998-11-26  vol.4 -輝きを失った合コン。 -
1998-10-31  vol.3 -女の子のドタキャンについて。 -
1998-10-31  vol.2 - 合コンで一番どきどきすることとは -
1998-10-31  vol.1 - オトナな合コン -