合コンの社会学

Vol.3
-女の子のドタキャンについて-


合コンにおける女の子のドタキャン率というのは
そうとうな高さになると思われる。

なぜいつも「キャンセル」するのは女で
「キャンセル」されるのは男なのであろうか?

そのあまりの確率の高さに、最近では突然ドタキャンされても
けっこう冷静(またか。)
からだのなかに「ドタキャン免疫」ができたみたい。

あわてふためくのは男の幹事である。

「あのねぇ〜○○ちゃんがねぇ〜、突然これなくなっちゃったのぉ。
ごめんなさぁい。」

「なっなにっ」(幹事)

メンバーから無言の冷たい視線が背中につきささる。

「しょうがないよ」

その一言がよけいに彼を傷つける。
といってももう手後れだ。ドタキャンされてから人数をそろえるのは
至難のわざである。

男と女の人数がそろわないまま合コンは始まる。
4対4でやるところを4対3になったりすると
欠けているのは一人だからあまりたいしたことはないように
思われるが、確実に一人(男)、正面に誰もいないという
状態になる。これがけっこうさむい。からだが斜めにむくから
となりで仲良くおしゃべりしているところに、わってはいるような
かたちにどうしてもなる。

さむい。さむすぎるぅ〜。

だがである。
この「さむい」状態をさかてにとり、ひらきなおって
しゃべりまくり、話題の中心になったりすると、その人物には
のちのちそうとうな成長が見れらるようになる。

ドラクエでHPの高いモンスターを倒した方が
苦労はするがもらえる経験値は高いのと一緒である。
(なんか違うか)

人生苦労しろ。

それが合コン。




1998-10-31-TUE



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