留学の理想と現実。
アメリカに留学している
大学3年生の有希ちゃんからの、
ほっかほっかの留学体験記。
どうやら留学って思った以上にたいへんみたい。
インディアナからのレポートです。

- vol.7 -

かわいいひと。




皆さん、こんにちは。
今日は私の寮生活、特にルームメイトについて書きたいと思います。

私の寮は4階建てで男女合わせて140人すんでいます。
これだけいるのですから、
もちろんいろんな人がいます。
うるさい人、愛想の悪い人、いつも小走りのひとなど。

今までいろんな人に会ってきましたが、
私のルームメイトは寮のなかで、いいや、
学校のなかで一番いいひと!って断言できます。

いつも笑顔で、私のことをさりげなく気遣ってくれる。
人柄がいいから私たちの部屋を訪れる人は
多く、自然に友達が増えていく。
自分を犠牲にしてまで他人に尽くすクリスチャン精神が
旺盛(って日本語あるっけ?)

ボランティアで、夜中の二時までセイフライド、
という車の運転手(キャンパス周辺で酔っ払って帰れなくなった
人を寮まで送る車)をやっているのには
驚きました。
その外にも学内雑誌を作ったり、
自分のクラブに顔を出したり、といつも忙しいのです。

その上、留学生に対してとても理解がある。
自分もメキシコでホームステイを経験したことがあるらしく、
私が落ち込んでる時はいつも
「私もメキシコにいた頃は・・・・・・」
と自分の苦労話を始める。

そんなエミちゃん(本名エミリー)だから、疲れる時もあります。
部屋でひたすら疲れた顔をして、それでも遅くまで勉強している
姿を見ると切なくなります。

留学する前は、単純に英語の力が
総合的につけばいいかな、と思っていたのですが、
今はエミリー(ルームメイトの名前)と
いろんな話しをして、エミちゃんのことをもっと励ましてあげたい!
そのために英語を頑張ろうと思っています。

ちなみに、もうすぐサンクスギビング休暇というのがあるのですが、
9日間エミちゃんのうちにお世話になります。
エミちゃんにはお世話になりっぱなしです。

エミちゃんのポリシーとしては、人からいい事をされたら、
同じくらいいい事を人にしてあげよう、という感じです。

はっきりいって、今は彼女に迷惑かけっぱなしですが、いつか恩
返しできたらな、と思います。


1998-11-18-MON



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