留学の理想と現実。
アメリカに留学している
大学3年生の有希ちゃんからの、
ほっかほっかの留学体験記。
どうやら留学って思った以上にたいへんみたい。
インディアナからのレポートです。

- vol.5 -

ささやかな幸せ



皆さんお久しぶりです。 今、こちらでは中間試験が終って
中間成績が出てきた所です。私の成績は・・・・・・
決してよくもありませんがまあ、一般学生の平均、といった所でしょうか。
でも、成績があるだけで万々歳です。少し、授業の手応えをつかんだ
気がします。

さて、今日は娯楽の少ないここでの私のささやかな幸せについて。

私がここでよく食べるのがサンドイッチ。
それは、SUBWAYタイプのもので、
私の目の前でオーダーしたものを入れてくれるんです。
私は本当にそのサンドイッチにはまっていて、
毎日一回は必ず食べます。
ときには2回いくこともありますが、いっこうに飽きません。
そこで面白いのが人によって作り方、量が全然違う事。
日本だったらマニュアルがあって、「トマトは3個でピクルス2個で・・・」
とか事細かくきまってるじゃないですか。ところがここでは
人によってはパンを半分に切ってしまう人、一個まるまる使う人。
ハムも人によって量が全然違います。

今日はとってもラッキーでした。
私の担当は見た事もないお姉ちゃん。
「あれ、新顔かな・・・」とおもいつつ、いつも頼むハムサンドを
頼むと、彼女は全然加減が分からないらしく、本当にびっくりするくらい
ハムを入れてくれたんです。
多分ミニマムの時の4倍はありました。
その調子で野菜もハムも、
仕上げのマヨネーズも全てがダイナミックでした。
できたサンドイッチはパンで押さえる事は不可能で、
パンが浮きあがっていました。
もちろん、私はそのお姉ちゃんに心底感謝して、おいしく頂きました。

多分日本のファーストフードでそんなサービスしたら
上司にめちゃ怒られるんだろうけど、
やっぱりここはアメリカなのね、と感心しました。


1998-10-31-MON



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