留学の理想と現実。
アメリカに留学している
大学3年生の有希ちゃんからの、
ほっかほっかの留学体験記。
どうやら留学って思った以上にたいへんみたい。
インディアナからのレポートです。

- vol.4 -

アメリカで日本文学



皆さんお元気ですか?
こっちは、もう真冬か?と思うほど
寒くて、コートが欠かせません。

最近、学生たちは後期の授業についてよく話し合っています。
私も前期はかなり無理してとって今苦労しているので、
後期はちゃんと考えてとろう、と思案中。
私が後期に狙っているのは
JAPANESE MODERN LITERTURE
という授業。
文学に興味がないくせにどうしてもこれをとりたいその訳は
ずばり先生が素敵だから。
先生はアメリカ人だけど、
日本語にすごく堪能で、日本人大好き。
内容どうこうより、
あの先生と半年一緒に授業受けられるだけでいいや、と思った。

今日先生と話す機会があったので、
後期に先生の授業を取りたい旨を伝えた。
先生は笑顔で私を祝福してくれた。
そのあとで、「私の授業では11冊教科書を使うんです。
(日本語)」ときつい一言。
課題の本は、
夏目漱石;こころ。草枕。
川端康成;雪国。千羽鶴。
谷崎潤一郎;たで食う虫?
太宰治;斜陽。人間失格。
などなど。
やばい、こころしか読んだ事ない。
途端に取りたくなくなった。
でも、先生は相変わらず笑顔だ。
えーい、こうなったらどうなっても構わない、とってみよう!
という訳で、私の後期は今にも負けずハードになりそうです。

最後に、これらの本を読んだ事ある方、
日本文学専攻の学生の方、
なんでもいいので
感想や情報などを送って頂けたら幸せです。
お願いします。HELP ME!!



1998-10-24-MON



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