留学の理想と現実。
アメリカに留学している
大学3年生の有希ちゃんからの、
ほっかほっかの留学体験記。
どうやら留学って思った以上にたいへんみたい。
インディアナからのレポートです。

- vol.1 -

第一回



私は早稲田大学教育学部3年、現在大学の交換留学で
アメリカのINDIANA州に1年間滞在することに
なった匂坂有希(さぎさかゆき)です。


「だからアメリカ人嫌いだよ。」
最近の私はこの言葉をよく言ってしまう。
どうせ彼らに言っても
何言ってるか分かってないので本当に口に出して言う。
思えば、私の日本で出会った外国人は
実に素敵な人たちばかりだった。
だから、頑張って留学した。
なのに、なのに・・・
世界にはいろんな人がいる事を気づかされた。
INDIANAの片田舎で日本に対する
興味を持ってる人なんて稀。
皆思ったより人に無関心。平気で約束の時間に遅刻する。
時には来ない。
口約束アメリカ人にほとほと愛想が尽きてしまった。
生活も思った以上に単調。授業、宿題、
私はダンスチームに入っているのでその練習の毎日。

ふと、早稲田から一緒に来てる友人が言った。
「なんか病院で生活してるみたい。。」
あまりに的を得ているので大笑いしてしまった。
大学の周りには何もないので外にでないし、
食事も毎日3回決まった時間にとる。
娯楽もそんなないし、まさに入院生活。
でも、まだ留学ははじまったばかり。(あと、8ヶ月残ってる。)
まだ、私には見えてないアメリカがたく
さんあると思う。というか思いたい。

今の現実は厳しいけれど、自分の努力次第で
限りなく理想に近づくことは
可能だと思う。
(なんたってアメリカンドリームの地。)

また、機会があったら私の成長の
過程を綴っていきたいと思います。
いつになるか分かりませんが気長に待ってて下さいね。



1998-10-09-MON



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