「思い出」ではなくて。

Vol.10
- センター試験 -


15、16日はセンター試験でした。
4年前の自分のセンター試験の時のことを思い出しました。

受ける予定ではなかったセンター。
わたしは12月にあった、某大学のスカラシップ入試を受けました。
12月中に発表があって、
受かっていれば、そこをすべり止めにする予定でした。

でも、落ちちゃいました。
いっしょに受けた友達2人は受かってて、
あのときのショック、今でも忘れません。

あの合格発表の日、
電車で自殺しちゃう人の気持ちがわかった気がしました。
わたしも一瞬だけど、電車にふらっと行っちゃおっかな、
って思ったからです。

で、センター試験を受けなくてはならなくなって、
でも勉強すればするほど、だめなんじゃないかって不安になって、
センターの会場に行くまで、不安に押しつぶされそうになった。

でも、あの不合格があって、
それをばねにして、今通ってる大学へ行けたのだから、
よかったんだと思うけど…

すぎてしまえば、たいしたことじゃないけど、
高校3年生のわたしには、おおごとで。

センターへ行く受験生を見てると、
かつての自分を見ているようで、
がんばれって思うのです。

そして、がんばれば、なんとかなるって!!と
声をかけたくなるのです。

あー、もう今じゃ
センターの問題、解けないんだろうなぁ。

でも、受験がムダだったとは全然思わないよ。
将来のこととか自分が好きなこととか、
あんなに考えたことなかったから。
機会を与えてくれたって感じ。

大学4年間はすっごく楽しかったし、
会えてよかったって思える人といっぱい出会えた。
これを経験するには
受験を経験しなければならなかったのだから、
やっぱり、わたしにとってはムダではなかった。

ま、もう受験勉強はしたくないけど…

あれだけできたってことが
その後のわたしを支えてくれたこともまた、確かです。

…言うほど頭のいい学校ではないけどさ。
わたしにとってはいい学校。

受験生の人も自分がいい!って思える大学に、
入れるといいね。



2000-01-25-TUE




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