「思い出」ではなくて。

Vol.1
- 第一回 -


わたしは22歳の、女子大生です。
そんな身分もあと半年。
最近は、女子高生がなにやら世間を賑わせてるけど、
女子大生だって、こんなこと考えてるんだぞってことを
書きたいな−って思います。

わたしは今度、携帯電話を買う予定です。
遅い?!遅い、なぁ。
何を隠そう、わたしは今年の5月までポケベルを持ってた、
アナログ人間なのです。(今はピッチ)

わたしは、電話がちょっと苦手です。
電車の中で、電話で話してる人を見ると、
めーわくだなぁ…というより
よく話せるなーと感心してしまうタイプ。

電話の利点は、顔が見えないことだと思うけど、
顔が見えないって話しにくくない?
どんな顔してしゃべってるんだろ??って思って、
相手がちょっと声が不機嫌だと、
え?どうしたの?ってうろたえてしまったり。

さっき、先輩に電話したとき、
そんなことを考えちゃいました。

それは、その先輩が
ちょっと気になる存在だからかもしれません。

・・・電話で告白。わたしにはありえませぬ。

そんなわたしが携帯電話を買う。
かかってくることを、
心ひそかに、期待してるのかもしれないです。

1999-10-01-TUE




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