おんな25歳、詩、写真。

- Vol.5 -

「朝もや」




彼がつけている香水を
部屋中に撒き散らした

自分以外のすべてに
あなたの香りが移るように

そう思って そうしたのに

息ができなくて
苦しくって
ちぎれそうになった

あなたの不在が
かえって響く



2000-02-16-SUN



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