おんな25歳、詩、写真。

Vol.2
- 愛しの目尻 -



きつく抱きしめられた時の
肩のざらついたかんじが 好きだった
肌は 確実に老いを受け入れ始めているのに
まだ内面がそれを拒否しているような 皮膚のざわめき

いつも 私を息苦しくさせた
嬉しくてつい目を開けたままだった
とまどわないで
かちあう 眼差し
きっともう忘れられない
愛しの目尻


1999-08-22-TUE



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