Vol.2 - 愛しの目尻 - きつく抱きしめられた時の 肩のざらついたかんじが 好きだった 肌は 確実に老いを受け入れ始めているのに まだ内面がそれを拒否しているような 皮膚のざわめき いつも 私を息苦しくさせた 嬉しくてつい目を開けたままだった とまどわないで かちあう 眼差し きっともう忘れられない 愛しの目尻
1999-08-22-TUE