<関東学生春季リーグ戦(女子1部)>


■場所:千葉県白子
■日時:平成14年5月11日(土)12日(日)
■撮影者:平成12年卒福田
クリックすると大きな写真を見ることができます
接続環境によっては表示に時間がかかることがあります

 優勝 東京女子体育大学
 2位 日本体育大学
 3位 早稲田大学
 4位 青山学院大学
 5位 昭和学院短期大学
 6位 文教大学
  早稲田A−1青山学院
 岸・高橋D−1若林・青木
 江藤理恵C−2高橋美香
飛永・下村3−D鈴木・坪川
  早稲田0−B日体大
   岸・高橋4−D逢野・濱中
松本亜希子1−C佐伯智子
飛永・下村3−D沖本・篠埜
  早稲田A−1文教
 岸・高橋D−0井伊・菅
 江藤理恵3−C中江理恵
飛永・下村D−4高橋・笠原
  早稲田1−A東女体
生田・松本3−D高野・海江田
 江藤理恵0−C大友晶子
 岸・高橋D−1内山・兵庫 
  
  早稲田A−1昭和短大
  生田・松本D−2藤原・吉田
 江藤理恵2−C安田加寿
 岸・高橋D−0葛西・小沼 
昭和63年卒 大平真二=文
text by Shinji Ohira

『平成14年5月11日(土)・12日(日)の両日、関東学生ソフトテニス大会(団体)が行われました。毎年千葉県・白子で開催されるこの大会は、その年の東日本・インカレを占う大会として非常に大きな意味を持つ大会だと思っています。以下女子の団体戦についての結果と感想です。
初日:対青山学院大学2−1で早稲田の勝ち
  早稲田A−1青山学院

 岸・高橋D−1若林・青木
 江藤理恵C−2高橋美香
飛永・下村3−D鈴木・坪川

対日本体育大学 0−3 で早稲田の負け
  早稲田0−B日体大
 
 岸・高橋4−D逢野・濱中
松本亜希子1−C佐伯智子
飛永・下村3−D沖本・篠埜

初日に関しては、正直いって嬉しい誤算でした。相手の青学、日体とも3年連続でインカレの決勝進出校なので、今回のリーグ戦も内心では厳しいスタートになるだろうと思っていましたので・・・。ただ詳細にみていくと、まず青学戦では2番の江藤(1年)のシングルスの勝利が大きなポイントでした。1番の岸・高橋も実力はあるとはいえ、なにせ1年生ペア、普段通りの力が出せるか懸念がありましたが、相手の大将を完璧に近い状態で破り完勝しました。1番が終わった時点で、あわよくば3番勝負で何とかなるんじゃないかと思っていました(というのは飛永(3年)・下村(4年)で3月の船橋インドアで坪川選手(濱田/坪川)に勝っていますので)が、勝負はそんなに甘くはありませんでした。3番の飛永組が惜敗してしまい、結果的には、2番の勝利が非常に大きなものになっていました。
次に日体戦ですが、対戦前は岸・高橋が勝てば、青学戦と同じような展開になるのではないかと思っていましたが、勝利の女神はそう簡単に微笑んではくれませんでした。第一試合は高橋にとっては、高校時の元ペア/先輩(逢野/濱中)対決になりましたが、ファイナルで破れ、2番・3番も敗戦で結果は0−3でした。ただ内容的には3試合とも全く歯が立たないというわけではなく、欲しい時の「ここ1本」が取れなかったことが敗因だと思いました。と同時に今後の課題が明白にでた試合でもありました。そして、その晩のミーティングでは濱田監督より「今日の事は忘れて、気持ちを切り替えて明日から戦うこと」「ボールがツーバウンドするまで最後まで諦めないこと」、中山前監督からは「一人一点」の話がでて、学生達は再度明日からの団体戦に向けて戦う姿勢ができたと思います。実際、自分自身も二日目が勝負と思っていましたので、チャレンジの気持ちを忘れずに明日に挑むことを再認識して、床に就きました。
二日目:対文教大学 2−1で早稲田の勝ち
  早稲田A−1文教

 岸・高橋D−0井伊・菅
 江藤理恵3−C中江理恵
飛永・下村D−4高橋・笠原
対東京女子体育大学 1−2で早稲田の負け
  早稲田1−A東女体

生田・松本3−D高野・海江田
 江藤理恵0−C大友晶子
 岸・高橋D−1内山・兵庫 

対昭和学院短期大学 2−1で早稲田の勝ち
  早稲田A−1昭和短大
 
生田・松本D−2藤原・吉田
 江藤理恵2−C安田加寿
 岸・高橋D−0葛西・小沼 

二日目、第1戦の文教大とは、過去の対戦で勝った方が入替戦を免れるケースがよくありましたが、今回も青学に勝っているとはいえ、今後の展開によっては入替戦も有り得る大切な試合でした。ただ早稲田としては、いつもと同じ様に3チームとも向かっていくテニスしかありませんでしたので、勢いのある試合を期待したのですが、2試合を終えての成績は1勝1負で3番勝負の展開になってしまいました。最後は勝利するものの、飛永・下村の内容が今一つの状態でしたので、次の東女戦では飛永組を思いきって変更し、生田(1年)・松本(3年)をトップにして2番に江藤、3番に岸・高橋の布陣で挑みました。結果1−2で敗戦しましたが、1番の生田組が粘りのあるテニスができたのが、次の昭和戦へ向けての収穫でした。その昭和戦では1番の生田・松本が相手大将を見事破り、2番江藤は惜敗するも、3番岸・高橋がしっかりと勝利を収め昭和戦を2−1とし、今回のリーグ戦は3勝2敗で初めて実力による1部リーグ3位になりました。
ここで、二日間を振り返って思うことは、シングルス導入のリーグ戦では、そのスペシャリストがいないと、なかなか勝ち点が取れないことを痛感しました。また、今回は1年生の活躍が大きかったのですが、夏までには『一本の重み』を部員全員が認識して、そして慢心することなく、一歩一歩階段を上がっていければいいかなと思っています。

尚、最後になりましたが、この二日間、濱田監督・野口先輩・中山先輩・宮崎先輩・柴崎先輩・川西先輩・三好先輩・山田先輩・高見先輩・福田先輩・澤田先輩(以上OB)松下先輩・神山先輩・森川先輩・冷水先輩・丸山先輩(以上OG)(他のOB・OGの方で漏れていたらスイマセン)その他、学生の家族の方々や、会場には来れなくても心は白子にあった諸先輩からの応援がありましたことを、この場を借りて御礼申し上げます。夏の大会では全力を出し切って戦えるよう、頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。』

1年の江藤 シングルスに出場。粘り強いテニスを見せた



3年飛永

4年キャプテンの下村 3番勝負ファイナルで勝利

飛永/下村ペア



最終戦に起用された生田(1年)・松本(3年)

3年松本

高橋(1年)

岸・高橋 1年生ペアながら4勝1敗の活躍。





Copyright 2002 waseda softtennis.