ベルボーイ通信。
アルバイトをしていた赤坂の某有名ホテル
ベルボーイのAさんは
常連のお客さんの顔だけじゃなくて
と〜ってもいろんなことを
知っている人なんです。
「ベルボーイ通信。」に
「お客様、ようこそいらっしゃいませ。」



Vol.2
-ホテルに於けるお母さんと子供の正しい関係? -


 僕は、あるホテルでベルボ−イを、している。

ホテルには、いろいろな人がきて、
当然小さな子供も、お母さんと一緒に来る。
 そんなとき、子供は、必ずホテルのロビ−を、ぐ
るぐる走り回っている。
 一方、お母さんは、他の人と話に夢中で、子供の
ことなど、気にもとめていない様子である。

そんなときは、僕たち、ベルボ−イ(ベルガ−ル)
が、子供のところに行って「危ないから、走っちゃダ
メだよ。」と、優しく注意をする。(決して殴ったりで
きません。)

 そうすると、やっとお母さんも気がついて、私達に
「すみません。」
と言ってくれるのであるが、その後に、
お母さんが子供に、
「ホテルの人に、叱られるからやめなさい。」
と、必ずと言っていいほど、この言葉を使っ
て子供に注意する。
 
 この、言葉を聞くとなにか、私達が叱られているよう
な気がしてならない。
 これでは、子供が、注意を聞くわけが無いと思う。
 案の定、また子供は、ロビ−を走り回って、お母さん達
は、話に夢中である。
 どうして、お母さんたちは、子供に
「危ないからやめなさい。」
とか、「他の人に迷惑だから、やめなさい。」
と、注意して本気でやめさせないのだろうか?

 本来なら、自分の子供が、目の前で、赤の他人に注意され
るのは、恥ずかしいことではないだろうか・・・。



1999-12-23-TUE



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