Vol.3
-お気に入り復活大作戦-
ここから私の計算に満ちた策略が繰り広げら れてゆくのです(笑)。
よく彼と食事をするのですが、ヒドいときは、 十数万も使うのです。まだ16歳の私には、 それに見合うような物質的お返しはできない ので、初めて会ったときからですが、いつも お礼の手紙のような、ラブレターのような ものを書いています。
そんな9月くらいのこと。私は、頑張って 彼に振り向いてもらうぞ!と気合いを入れて 手紙を書きました。それが見事、功を奏して 再びお気に入りへとなったのです。.....ただ 素直に自分の気持ちを書いただけなのですが。
お気に入りとなった私は、公式の場へお供 したりする機会も増え、彼が連れていて誇れ るような女になろうと、努力するようになり ました。
そして、記念すべき10月くらいのこと、 遂に、遂に、「愛人」に昇格したのです!! 彼が、私の事をそう呼んでくれるようになった 日であります.....。 そしてこの日から、私の「愛人」としての苦悩 の日々が始まるのでした。
続く
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